2021年のアニソンシンガー楽曲10選

この記事を書いていると今年もそんなシーズンかと実感しますね。

2021年という年はアニソンシンガーに本人による作詞というのが多かったなと個人的には感じました。

"アニソンシンガーにとって歌える場所は当たり前じゃない"
というような表現を各所いろんな現場でこの一年はよく聞きました。

散々言われていますがアニソンシンガーが歌う曲はライブで完成します。

この完成を目指すのが難しい時期が続いていて
それに対して
・歌えることへの感謝
・コロナファッ○ュー
・一緒に頑張って乗り切ろう
という”アンチコロナソング”の曲が増えたと思います。

というわけで今年のアニソンシンガー10選は
いつかライブカルチャーの世界が元に戻ることを祈って、アニソンシンガー本人が作詞をした曲を少し多めにピックアップしました。

Bravery Song/亜咲花

作詞:本人

BELIEVE MYSELFも考えたんですけど、この曲で1本書いたのでこっちを読んでいただければ。
あの曲はもう殿堂入りです。

Bravery Songは亜咲花がポリープ手術から帰ってきた最初の有観客ライブ
『ASAKA Acoustic Live ~ACT~』
亜咲花がステージに立って感じたことを英語と日本語を交えて歌詞に落とし込んでます。


I'm standing here today,
because you're waiting for my song
僕と君が 主演奏でるストーリー
描いていこう

最強。
実は素直に思い伝えるのが苦手な亜咲花が、日本語だとストレートすぎるから英語も混ぜるわ(意訳)
って書いた歌詞がこれ。
2022/1/10のライブ皆様お待ちしています。
多分アニタイA面全部やるのでは?
ライブのチケット詳細は公式Twitterチェックしてください

Walk with moments/May'n

作詞:本人

こんな気持ちよく泣けてくる曲あるか?って初見で涙した曲。

Spotifyも貼っておくけどこれはMV見て。
声が出せないという条件下におけるライブを想定して作曲されているから
曲中にクラップだったり足踏みっていうコロナ禍でも盛り上がれる。
仮に声が出せるようになったとしてもクラップは昔からある文化だから色褪せない。

15周年を迎えても勝負の姿勢を忘れず時代を迎合して進化していくMay'nさんがとても素敵だと感じました。

機会があれば来年はワンマン行きたいですね。

inorganic/TRUE

作詞:本人

アンチコロナソングではない…と思う、本人がいろんなインタビューとかMCで失恋ソングだって言ってるし。
ただ、今までのTRUE(以下お鶴さん)っぽくないって感じがすごい強かったので今年の曲に。

歌詞がとても負の面に振り切ってて今までのお鶴さんっぽくないなって印象がすごい強くて、それが逆に新鮮だった。
特に1番最後の

誰を憎めばいい

は特に気に入ってるフレーズの一つです。めちゃくちゃ人間味が強い。

TRUE Live Sound! vol.4 〜Progress〜(振替公演)
TRUE Live Sound! vol.5 〜Acceleration〜

この両公演に参加できたのは音楽を終わらせない、終わらないお鶴さんからの強いメッセージを受け取れました。

はるのとなり/佐々木恵梨

作詞:本人

ゆるキャン△はED。

「楽しい時間は終わってほしくない」
「でもここでダラダラするのは違うよね?」

そして
「安心できる家」があるからまた旅に出れる。

こんなこと書いてるけど
なでしこたちの物語が終わってほしくなくて
旅の終わりが見たくなくて
ゆるキャン△season2の最終回見たのは結局6月くらいだったな。

俺も1月くらいにまたキャンプ行こうかな。

Bursty Greedy Spider/鈴木このみ

作詞:草野華余子

もうシンプルに音が好きということで一曲。

早くみんなで声出して歌いたい。

コロナに順応した曲作りもいいけど
「Theater of Life」とかこの曲みたいに声出せるように戻ったときに向けて準備を進めるのもいいよね。

そろそろ武道館へのセットアップが進んでいると巷の噂で聞きました。
来年10周年、そろそろ業界全体でゴリゴリに持ち上げてもいいのでは。

DEAR JUNKS/EXiNA

作詞:本人

愛すべき糞野郎どもへ。

今年は岸田教団の作曲ソングが結構お目にかかること多かった気がする?
先にあげたBursty Greedy Spiderもそうだしこの曲もそう。

ホントに音楽に疎いのでこれをどう表現していいかわからんけど僕は硬めのドラムの音とバンドサウンドが好きです。

あとEXiNAがやりたかった音楽って多分こういうのだったってのが
メインの作曲家温詞さん以外から出てきたのが
かなり大きいのではないでしょうか?

フライングドッグを文字通り飛び出しSACRAに移籍したタイミングでコロナになってなかなかの向かい風ですが
これに噛み付いていくのも味が出ていいと思うので、今は曲のストックをためておくというのもありだと思います。

海と真珠/JUNNA

作詞:梶浦由記

『海賊王女』dアニメストアで配信してくれ~

「海と真珠」はANIMAX横浜で聞いて一目惚れ。
ラスサビ前のギターのキュイーンが皆好きじゃん?

梶浦サウンドをあなたが継承してくれれば無理やりLiSAに歌わさなくても済む。
まだ21歳、亜咲花の1個下。
ずっと言ってるけどここ5年くらいのアラウンド25のアニソンシンガーマジでアツい。

マクロスからアニソンシンガーへの架け橋としても期待できる。
Hereのときから化け物だなぁと思ってたけどさらに磨きがかかってたね。

声優だらけの飛犬を救ってください…

tears the score/安月名莉子

作詞:タナカ零

KADOKAWAはサブスクを全部解禁しなさい。

KADOKAWAが鈴木の次に目をつけたのが彼女。
先日の京プレに行った方々から絶賛されててニコニコになりました。

http://makusoblog.jp/entry/azunariko

 

8月に行われた3rdライブの演出もめちゃくちゃよかったし、次あったらまた行きたい。
年末のA&Gライブで聞けるの楽しみね。

なんていうかこういう不安になる出だしから、終盤にかけて音楽が完成していく感じの曲歌わせたら正直今右に出る人いない。
「たたくおと」もそういう曲だしね。

あしたはハレルヤ/ReoNa

作詞:毛蟹

『ないない』とかなり悩んだ。
正直どっちも好き、ReoNaに俺が求めてるのはカントリーソングだったりそれこそ絶望(に寄り添う)系。
最近は本人が絶望してる曲歌いすぎて解釈違い起こしつつある。

もちろん直近の『ANIMA』、『生命線』これらも非常に素晴らしい楽曲だった。
でもそれ以上に現代のアニソンシンガー、というか過去を含めてもこれだけカントリーソングが似合う人は
そうそういないと思う。

この2年くらいで大人気になってしまってアンセムがだいぶ増えたけど
本質は
「心を震わす・共鳴させる」

じゃなくて

「わかるよ」

っていう悩む人の隣に立つスタンスのほうが似合ってると思う。
難しい路線だとは思いますが、その路線で頑張っていただきたいです。

Letters to ME/LiSA

作詞:本人

俺はLiSAに出会わなければアニソンのライブに行こうと思うことも、アニソンシンガーの魅力もきっと分からずじまいだったかもしれない。

「今日もいい日だっ」って言い続けて誰のためでもない、自分の10年を歌った歌。

10年前LiSAとして初めて作詞したBelieve in myselfの出だしが
「いつかこの曲聞いた誰かが今を愛せたらいい」


10年後のLetters to MEのラストが
「この先もずっと私はわたしを愛せたらいい」

対比構図が嫌いなオタクはいません。

一人の部屋から出ようとするBelieve in myselfと
一人の部屋を出た先、みんなに囲まれたところから始まるLetters to MEとかね。

LiSAが好きであればあるほど、こんなに泣かせてくるPVはないよ。
書いたら止まらなくなるからこのへんで。

10周年改めておめでとうございます。

2021年10選プレイリストとまとめ

とまぁかなり色んなポエム書き綴ったせいで長くなったけどこれが今年のまとめ。
年内はとりあえずもう一本、『印象に残ったライブ』ってのを書いて今年を〆ようかなと。

ブログをwordpressに変更して実際の使い勝手とか教えてほしいので、なんかあったらTwitterのリプでコメントください。

それでは。